ネット証券取引とデジタル終活
NISAなどの政府の後押しにより、証券の個人取引は増加しています。
一昔前は証券会社の営業を窓口とする対面取引が中心でした。
しかし、インターネットの発展、利便性の向上、パソコン・スマホの普及に伴い、一般の人がお手軽に利用できます。
そのインターネット取引はログインIDとパスワードによるアクセス。
更に取引用の決済パスワードで成立します。
しかしながら、ネット犯罪の増加に伴い、セキュリティ強化は避けて通れません。
その一つの選択肢として、パスワードを複雑化することが挙げられます。
しかしパスワードが複雑になることで、自分が覚えているのさえ難しくなります。だからこそ何かに記録しておく必要があります。
※パスワードの複雑化は別の機会に投稿します。
<備忘録として残しておくべき一般的な情報>
● 証券会社名
● ログインID
● ログインパスワード
● 決済用パスワード
● 紐付いている銀行口座
● (理想的には)口座開設した際の契約書コピー or スキャンデータ
一方で、有事のことを想定しておく必要があります。
※有事とは、本人の死亡、認知症、突発的な事故による意識不明状態 等々を意味します。
FX等の元手資金を超える取引を行っていれば、有事の際に、資産が大幅なマイナスにならないように
身内が早急に対処する必要があるでしょう。
有事の際に、身内が対応できるでしょうか?
証券取引の存在自体に気付けない可能性もあります。
株取引を行っていることを知っていても、どこの証券会社を利用しているのか?
複数の証券会社を併用しているかも知れません。
せめて利用している証券会社情報だけでも身内が判るようにしておきたいものです。
元気なうちは知っているのが本人だけでも問題はないでしょう。
しかし、有事の際には身内が対応するしかありません。
また、証券は相続対象の資産でもあります。
先ずは自分のために備忘録を充実させましょう。
その備忘録を有事の際に身内が引き継げるようにしておくことが、身内への大切な思い遣りです。
ネット取引によって、デジタル終活の範囲になりました。
最後に、デジタル終活の一環として、この備忘録(私の場合はExcelファイル)をまも~れe Liteにドラッグ&ドロップで保管してください。
そして、その備忘録がまも~れeに保管されていることを、まも~れe CoCo-Dayoによる“宝の地図”で在り処を身内に通知してください。
2021年7月3日記載