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加入保険

加入保険の管理&伝達

どの様な保険に加入しているでしょうか?
生命保険、医療保険、火災保険、自動車保険、自転車保険 等々様々な保険が存在しています。
共通していれることは「申請しない限り、保険金は支払われない」ということです。

そもそも有事に備えて加入しているのが保険です。
その有事が来た際に活用できなければ、「何のための備えなのか?」という根本的な問題に直面します。

私は少額ながら医療保険は加入していたので、長期入院時に助かりました。
但し、申請したからに他なりません。幸運なことに入院前に保険手続きの準備ができました。
これも保険加入者である私に準備時間と判断できる意識があったからです。

では、私が突発的な意識不明や死を迎えていたら保険請求は出来たでしょうか?
加入保険自体に身内が気付くこともできずに、結果的に保険の恩恵を受けられなかったかも知れません。
保険契約の存在を身内が想像できたとしても、どこの保険会社でどの様な保険に加入しているのかに辿り着くのは難儀です。
本人が意識不明で病院に運び込まれて、身内が医療費への懸念から治療に躊躇されても悲しい話です。
何よりも、その様な思いを身内にさせたくはありません。

顧問税理士のような契約士業がいれば、加入保険の情報を持っているでしょう。
もしくは、“会社員であれば”年末に行っている年末調整や、年始の確定申告で加入保険も申請しているはずです。
秋口を目処に年末調整/確定申告用に保険会社から添付用の「保険料控除証明書」が郵送されてきます。
これで辿るという方法もありますし、銀行口座やクレジットカードの引落から確認する方法もあります。
死後の相続に限ればこれでも良いかも知れませんが、本当に必要なタイミングで契約保険情報に辿り着くとは言い切れません。
そもそも本人以外が通帳やクレジットカードの履歴自体にアクセスするのは容易ではありません。

更に、“会社員であれば”という点での話ですが、普段は気にすることが少ない健康保険組合の補填制度があったりもします。
付加給付制度と称して、一部負担還元金等(付加金)として給付されるケースもあります。
これらの制度は士業や健保組合自体に相談するのも良いでしょう。総務人事担当者が詳しければ教えてくれるかも知れません。
私は総務人事に造詣が深い人からのアドバイスで救われました。

忘れがちなのが、無料で提供されている保険です。
クレジットカード会社などが会員にDMで提案される保険です。
有事の際に、数万~数十万円が支給される類のものです。
少額でも入金されれば何かの足しにはなるでしょう。残念ながら、私はこの手の保険金を申請した経験はありません。
因みに、私が加盟した無料の保険は以下2つです。
 • ビューカード・フリーアクシデント
 • nanaco フリーケア・プログラム「無料プラン」
加入した私自身ですら忘れていました。


問題点・懸念点を列挙しましたが、解決方法として以下を実施されては如何でしょうか?
(部分的に)私自身が実施しています。

1. 加入保険一式を備忘録に記しておく
2. 保険証書をまとめて保管しておく
 • エンディングノートに証書コピーを挟んでおく(スキャンデータで構いません)
 • スキャンデータを「まも~れe Lite」の「開示データ」フォルダーに保管しておく
 • 保管場所を「まも~れe CoCo-Dayo」で身内に伝えておく
3. 極力、保険契約の窓口を絞っておく
 • 申請手続きまで相談できる特定の人がいることが理想的
  例: 顧問契約の士業、懇意の保険窓口
 • 有事の相談先を「まも~れe CoCo-Dayo」で身内に知らせておく

まも~れe シリーズがお役に立つと願っています。


2021年6月22日記載