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銀行口座

銀行口座の管理

銀行届出印を変更するつもりでシミュレーションしてみましょう。
意外と多くの取引口座が見つかりますよ。

数年前に銀行届出印一式を全て変更しました。これをいい機会として、銀行口座の洗い直しをしました。
すっかり忘れていた銀行口座が複数見付かりました。「こんなところに?」という銀行口座もありました。
残念ながら、宝の発掘とまでは行かないレベルの残高しかありませんでしたが…。

洗い出しの中には、統廃合前の銀行口座もありました。
統廃合が理由で、開設していた口座の支店が無くなっているものもあり、手続きは簡単ではなかったことを記憶しています。
それだけ意図せず放置していたということです。

また、通帳が存在していない銀行口座もありました。
残高が特定金額に達していない為に口座管理費用と称して、毎月自動で銀行に手数料を取られている口座もありました。
(私のケースは元シティバンク。現三井住友信託銀行で、\2,000/月で引き落とされて、意図せず目減りしていました。自己責任です。)

最近でこそ、銀行口座を作るのは容易ではありませんが、昔は金融機関が競って口座開設を促していました。
バブル期以前に生まれている人は身に覚えがあるのではないでしょうか?

印鑑変更を経験して振り返ってみて、痛感したことは本人であっても大変だということです。
ましてや、身内が行うとなると、大騒ぎです。

口座解約はATMではできません。
● 銀行窓口の時間内手続きになる
  (事前予約が必要な場合がある)
● 本人確認が必要

私の場合には、金融機関毎に、待ち時間も含めて数時間を要しました。
全体では、平日限定での数日間を要しました。本人でも容易ではありません。
仕事を休んでまでやるのか?と考えると一般の勤め人には苦行です。
本人確認は免許証で可能ですが、本人以外では必要書類が複数発生するでしょう。
そこまでして実施しても、残金が僅かだと、手続きのエネルギーや休暇取得など大幅なマイナスとなり、報われません。

<金融機関の留意点>
● 本人が自力でできるうちに口座を絞り込んでおくことは必須
● どの金融機関(支店、口座タイプ)に口座があるのか?リストが必要
● インターネット系金融機関の明示
  ○ 通帳がないものは、存在を身内が気付けません
  ○ ログインID/パスワードの継承も必要
● 10年放置すると休眠預金となり、ゆくゆくは(原則)国庫になり得ます


本人が自活的に管理できれば良いのですが、いつ何時有事が発生するか分かりません。
銀行口座を中心とした金融資産は複雑にせず、リスト化して管理しておくことが、本人のためにも身内のためにも重要な対応です。
特にインターネットバンクは注意が必要です。
備忘録に銀行口座リストを追加しておきましょう。
※これらの情報を「まもーれe」に保管されることを推奨します。

2021年5月23日記載